宮崎県日向灘、延岡の港。

延岡にある北浦漁港では、一年中めひかりが水揚げされます。
めひかりの本名は「アオメエソ」、英語ではグリーン・アイと云い、
その大きな目がエメラルドグリーンに光ることから、「めひかり」と呼ばれるように
なりました。生息水域は、南は宮崎から北は青森まで。太平洋沿岸の水深２００メートルから４００メートルと言われており、まさに深海の贈り物です。身はもちろん骨がとても柔らかいので、お子様でも食べられる、おいしい白身魚。
ぜひ全国の皆様に、食べていただきたい魚です。

深海の高級魚「めひかり」

早朝３時に出港する５艘の底曳き船。われ先にと競うように帰ってくるのが、お昼過ぎ。
夫婦船、兄弟船、親子船。さすがに水深300メートルの海底を網で曳いてくるわけですから、水揚げされるものすべてが売れるものばかりとは限りません。入港すると、待ち構えていた家族が手際よく、大きさごとに選別。雑魚に貝殻、プラゴミまでキレイに取りのぞいたら、午後２時には入札が始まります。緊張の一瞬です。とれたての「めひかり」は、その柔らかい身ゆえに、ひじょうに繊細。素材そのものの良さを、どう保つのか。日々思い巡らすのは、その一点。当社の場合、100点満点には、ほど遠く、魚の美味さに助けられてるといったほうが正しいのかも知れません。宮崎の海に感謝。めひかりに感謝。

唐揚げ・南蛮漬けで、右に出る魚なし。

全国の「めひかり」で見ると、宮崎産の特徴は、やや小振りで細身。その為ひじょうに骨が柔らかく、口当たりの良さは群を抜いています。
当社では今、地元の人と一緒にベトナム人の実習生たちが品質管理に努めています。
日本人の魚の鮮度へのこだわり、異物混入の防止等、安全安心の意識を教えることで、自分たちも学ばされています。調理しやすいように、頭・内臓を落とし、ていねいに下処理して冷凍した商品です。簡単な調理レシピを一緒に送らせていただきます。
延岡産めひかり、ぜひご賞味ください。